今日はメイド服を用意した。
某ペンギンがトレードマークの店で売ってるようなチャチな物ではない!
採寸から生地、縫製にまでこだわった特注品である。
届いてすぐに嬉々として従者の元に持っていった。
その時の表情たるや。侮蔑とデカデカと顔に書かれているようであった。
それでもきてくれるのだから本当に可愛いおもちゃである。
「これ着て僕の主寝室集合で♡」
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「これでいいのか」
「うんうん、なんとなく予想してた通りだねぇ」
リボンは片結びだし、その手に持っているものはーー
「この黒い紐はどこにどうつけるパーツか分からなかった」
無言でスカートをペロンとめくり上げる。
出てくる無骨な黒のボクサーパンツ。
「……はぁ」
「な、なんだよ」
「こーれーはー、パ・ン・ツ!」
何をそんなに絶句しているのやら。
やれやれ。世間知らずにも程がある。
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うんうん、いいねぇ。
コスプレ用に購入した一眼レフカメラを構える。
「そうそう自分でスカート持って〜」
パシャパシャとシャッターが音を立てる。
「いいねぇ最高!」
むっつり顔たまらん!
「……」
「次は窓際に手をついて、そうそうお尻突き出して」
「……」
パシャ
「次はぁ、……こっち♡」
天蓋付きのクイーンサイズベッドを指差す。
「……」
「んっ!」
「……」
「んーっ!」
「……はぁ」
ぽすんとだだっ広いベッドに腰掛ける従者。
「……で?どうすれば良い?ご主人サマ」
「イイ……それもう一回っ!」
「ご主人サマ?」
「今日一日ご主人サマ呼びでよろしく」
ベッドに押し倒す。
「自分で太もも抱えて持っててね」
布面積の少ないパンツからは中のものがはみ出てしまっている。
コンニチハ可愛いね。
気持ちを込めて触れる。
「……っ」
「あは、育ってきた」
パシャ
「おい……!」
「今更、でしょ?」
「……」
僕から顔を逸らしてまたむっつりと黙り込んでしまう。
強く逆らえない様が可愛らしい。かわいそうで可愛い僕のおもちゃ。
カメラを脇に置いて、しなやかな筋肉で覆われたで白い太ももに手を這わせる。
黒の紐パンを押し上げはじめた股座に顔を近づける。
全身医療脱毛に通わせたからツルスベな肌を撫で回しながら鼻先でペニスをくすぐる。
息を大きく吸うと清潔そうな匂いがした。
「やめてくれ……」
顔はそらしているが耳と首元が赤くなっている。
もっとその顔を乱したい。
布の上からパクリとペニスを喰む。
手は双丘の奥、心許ない紐で秘された場所にやる。
予想通りの硬い感触。
「んむ、えらいね。ちゃんと衣装と一緒に用意してたの分かったんだね」
「……ん、」
プラグの出っ張りをくりくりとすれば、アナルの入り口を起点にナカのイイ所を刺激するのだろう、甘い声が漏れる。
ピクピクし始めたペニス直接刺激するために口で下着をずらす。
ぷるんと綺麗に剥けて瑞々しい色をしたモノがあらわになる。
左手は太もも、右手はプラグ、舌でペニスを攻め立てる。
「……っぁ、……は、……ぁ」
押し殺した喘ぎ声。
もっと、もっと。
パクリとペニスを口に含んで吸い上げる左手で竿を抜き上げる。
右手のプラグは下に押す。イイところが刺激されるのだろう。
口に含んだモノが痙攣してる。
「あぁ、んぅあ、あぁっ……!」
最初に命じてからずっと持ちっぱなしの太ももに爪を立てて身体を竦めている。
一層速く手を動かし、一層強く吸い上げた。
「ーーあぁっ!」
腰を反らせて内腿が痙攣する。ドクドクと口の中で苦いモノが暴れ回る。
「……あ、すまない。早く吐き出して……」
ゴクン
「飲んじゃった」
次は僕の番だね。
そう言って絶句する従者の太ももの付け根で蟠っていたパンツをずらし、プラグを抜く。
ポッカリと開いた穴あに自分のペニスを挿入した。
「ぅあぁぁっ……!」
「はっ……」
健気にも自分で慣らしたのであろう。ヌルヌルしてきつくうねる中は僕のペニスを締め付ける。
「このままじゃ僕、キツくて動けないよ……」
「んんっ……」
汁を垂らして喜ぶペニスに手を這わせる。左手で竿を、右手で先端を包み込み左右バラバラに動かす。
「あぁっぁあ!」
ナカがヒクヒクと収縮するのに合わせて奥に腰を進める。
「……全部、入った」
「んぁあ……」
「動くね」
最初に命じてから尚も健気に太ももを抱えていた両手の指に自分のものを絡ませる。
ナカの良いところを抉る角度で腰を振りたくる。
「あぁあっ、んん、あ、ぁあっ……!」
「はあ、は……」
タンタンと鼠蹊部が尻を叩く音と、グチュグチュと粘膜同士が擦れ合う音が、昼下がりの広い部屋に響き渡る。
二度めの絶頂が近いのであろう。
身悶える腰が切なげに揺れている。
絡めた指を頭の脇に押し込めて、ラストスパートと言わんばかりに腰を振る。
「あぅぁ、ああ、うあっ、あっ、んあ、くぁぁっ!」
触ってもいないペニスから精液が噴き出して腹を汚す。
イッた衝撃で激しく痙攣を繰り返すナカに、それまでのピストンで昂っていたモノが限界を迎える。
「……うっ……!」
急ぎ中から取り出して、たくし上げたスカートからのぞくすべすべとした腹に出す。
ぐちゃぐちゃになった従者のペニスと腹に自分のものを擦り付けて余韻に浸る。
従者の腹の上で僕のものと従者のものが混ざり合う。
「はー、は、はぁ、ぐちゃぐちゃだね、」
「ん、は、満足か?……ご主人サマ」
次は入れてる時にいっぱいご主人様って呼ばせよう。
「まさか」
無自覚でも僕を煽ったこと、後悔させてやる。
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